文化遺産国際協力コンソーシアム(以下、コンソーシアム)では、第6回目となる研究会を開催します。
今回の研究会では、考古学者が直接的専門を越え、過去に対しての多元的アプローチを試みる
『パブリック・アーケオロジー』 をとりあげます。
大学院としては初めてパブリック・アーケオロジーを履修に取り込んだロンドン大学考古学研究所からティム・シャドラホール教授をむかえ、パブリック・アーケオロジーについて講演いただきます。
また、ペルーやカンボジアでの事例から考古学と国家・世界との関係を考察しつつ、パブリック・アーケオロジーの様々な要素のひとつとして文化遺産国際協力をとらえることで、考古学調査の成果をどのように現地地域社会へ還元するのかについて検討したいと思います。
調査の情報をどのように発信し地域に還元するかという問題は、考古学に限らず、
多くの学問領域において議論される問題です。
皆様ふるってご参加ください。
■名 称:文化遺産国際協力コンソーシアム 第6回研究会
「遺跡の情報発信と地域への還元」
-パブリック・アーケオロジーからみる国際協力-
●日 程:2010年3月17日 (水)
●時 間:14:00~18:00(開場13:00)
●場 所:独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所
第一会議室(地階)- アクセスはこちら
●プログラム
14:00 開会挨拶
14:10-15:40 「パブリック・アーケオロジー:その考察領域および21世紀における発展」
ティム・シャドラホール(ロンドン大学考古学研究所)
≪15:40-15:55 休憩≫
15:55-16:55 「ペルーにおけるパブリック・アーケオロジー:日本人考古学者の影響」
ダニエル・ダンテ・サウサド・セガミ(総合研究大学院大学)
16:55-17:35 「カンボジアにおける考古発掘調査と地域への還元」
丸井雅子(上智大学)
≪17:35-18:00 質疑応答≫
18:00- 懇親会(参加希望者のみ/会費1000円)
●参加費 研究会:無料 / 18時からの懇親会:1000円
本研究会のチラシは こちら をご覧ください。(PDFファイルがダウンロードされます) (180 KB)
参加を希望される方は、コンソーシアム事務局まで
①お名前 ②ご所属またはご住所 ③懇親会への出欠 ④連絡先メールアドレス をご明記の上
メール、FAX、お電話等でお申し込みください。
大勢の皆様のご参加をお待ちしております。 どうぞお誘い合わせの上、ご参加ください