2010年3月17日(水)に独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所にて、平成21年度文化遺産国際協力コンソーシアム総会と、第6回研究会を開催しました。
第一会議室で行われた総会では、コンソーシアムの平成21年度事業報告と、平成22年度事業計画を報告しました。
続いて、第6回研究会「遺跡情報の発信と地域への還元 -パブリック・アーケオロジーから見る国際協力-」を開催しました。
今回は、大学院としては初めてパブリック・アーケオロジーを履修に取り込んだロンドン大学考古学研究所からティム・シャドラホール教授にお越しいただき、「パブリック・アーケオロジー:その考察領域および21世紀における発展」についてご講演いただきました。
考古学調査の成果をどのように現地地域社会へ還元するのかについて、ダニエル・ダンテ・サウセド・セガミ氏(総合研究大学院大学)と丸井雅子氏(上智大学)にご講演いただきました。
講演内容は以下のとおりです。
-「パブリック・アーケオロジー:
その考察領域および21 世紀における発展」
ティム・シャドラホール
(ロンドン大学考古学研究所)
-「ペルーにおけるパブリック・アーケオロジー:
日本人考古学者の影響」
ダニエル・ダンテ・サウセド・セガミ
(総合研究大学院大学)
-「カンボジアにおける考古発掘調査と地域への還元」
丸井雅子
(上智大学)
講演後には、質疑応答の時間を設け、講演者の方々には活発な意見交換をしていただきました。
*プログラムや開催概要はこちらをご覧ください*
研究会後、懇親会を行いました。
*研究会の報告書はこちらよりダウンロード頂けます*
年度末のお忙しい時期にも関わらず、ご参加くださいました皆様、開催告知にご協力いただいた関係者の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。