9月28日(日)、前日の国際シンポジウムでご講演頂いた、王霄飛・中国新疆ウイグル自治区トルファン地区文物局長、ドミトリイ・ヴォヤーキン・カザフスタン考古学エキスパタイズ代表ご一行が、平山郁夫シルクロード美術館を訪問しました。
同美術館は、1999年に山梨県北杜市に開館、日本名水百選に選定された八ヶ岳南麓の三分一湧水等、雄大な自然に囲まれ、故・平山郁夫画伯の作品とシルクロード関係の文化財を所蔵しています。
美術館訪問では、平山東子・学芸室長及び前田たつひこ・企画室室長より、開館10周年記念特別展「平山郁夫シルクロード紀行―ガンダーラ、アフガニスタン、そして文化財保護活動―」の展示作品を中心にご解説頂きました。
特別展では、シルクロード沿いの各地域を題材とした平山作品、そして戦乱中にアフガニスタン等から流出した文化財等が展示紹介されていました。王局長・ヴォヤーキン代表ご一行は、熱心に説明に聞き入るとともに、各作品の来歴、流出文化財保護活動の内容、また日本画の材料等に関し質問をされました。
当日は素晴らしい天候に恵まれ、南アルプスの山々の間より、昨年世界遺産に登録された富士山の美しい姿を眺めることができ、海外からの訪問者の方々にとって素晴らしい1日となりました。
最後に、今回の訪問では、平山郁夫シルクロード美術館の皆様方からの全面的なご協力を頂きましたことを、深く御礼申し上げます。