本課題では, アンコール・ワットを構成する砂岩の自然劣化の仕組みを解明して, 遺跡の保存・修復事業に貢献することを目的に研究を進めた. その結果, 砂岩は主に乾湿風化, 加水分解, 塩類風化などで劣化し, これら風化の抑制が遺跡の保全に重要であることがわかった. とくに砂岩の強度は, 降雨による吸水によって最大1/2に低下することから, 高水分環境で風化は進行しやすい. また, アンコール遺跡の風化速度は, 1000年あたり11~94mmで進んだことがわかった.
アンコール・ワットに見られる砂岩ブロックの風化特性と風化プロセスに関する研究
- 事業名称
- アンコール・ワットに見られる砂岩ブロックの風化特性と風化プロセスに関する研究
- 実施地域・国
- カンボジア
- 地域
- アジア
- 文化遺産の分類
- 考古遺跡
- 事業実施機関
- 日本大学文理学部
- 期間
- 2006年 ~ 2008年
- 協力の種類・事業区分
- 学術調査・研究
- 資金源
- 科研費