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第8回研究会「文化遺産保護の国際動向」を開催しました(2011.01.27) |
2011年1月24日(月)に独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所にて、第8回研究会「文化遺産保護の国際動向」を開催しました。
この度は基調講演として山本忠通前ユネスコ日本政府代表部特命全権大使をお招きしました。
また、文化遺産国際協力コンソーシアム会員の稲葉信子先生(筑波大学教授)と河野俊行先生(九州大学教授)に、会員間の情報共有のため過去1年に開催された文化遺産保存に関わる国際会議の中から参加された会議の内容と動向の報告を行っていただきました。
山本大使からは世界遺産をめぐる動きを踏まえたうえで、現在世界遺産が抱える問題点を解決するために日本が中心となって進めてきたプーケットプロセスの成果や、そこで明確になった問題を解決するための今後の日本の役割についてご講演いただきました。
稲葉先生からは、世界遺産条約における政策的な問題点等を、これまでの議論の経緯などに触れながらご説明いただきました。
河野先生からは、まず日本法と無形遺産条約それぞれの特徴を比較しながら、無形遺産条約の概要を分かりやすくご説明いただきました。また、第5回政府間委員会における実務的な問題や今後の課題についてもご紹介いただきました。
会場からは多くの専門的な質問が寄せられ、討論と質疑の時間にはこうした質問をもとに深い議論がすすめられました
*講演タイトルや開催概要はこちらをご覧ください*
研究会開催に関しましてご協力ご尽力くださいました関係者の皆様、ご参加くださいました皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。