2014年11月13日、東京都板橋区立板橋第一中学校で、文化遺産国際協力コンソーシアム(以下コンソーシアム)の関雄二副会長(国立民族学博物館教授)が、「国際理解教育」の授業を行いました。
板橋第一中学校は、学校支援地域本部活動校であり、その一環として、同中学校の地域コーディネーターからコンソーシアムへ、総合授業「国際理解教育」の講師依頼をいただきました。中学校での講演は私たちにとっても初めての試みで、今回は板橋区出身の関副会長を講師として派遣しました。
授業は、午後2時30分からの50分間、2学年の生徒約150名が参加する講演形式で行われました。
内容は「文化遺産の国際協力」と題した授業で、前半は文化遺産とは何か、日本の城郭や歌舞伎等の写真を交えて紹介しました。次になぜこれらを守らなければならないのか、守らないとどうなってしまうのか、守るためには国際協力が必要であり、どのような文化遺産国際協力があるのか、スライドを使用してわかりやすく解説を行いました。
後半では、関副会長の専門である南米(ペルー)における文化遺産保護に関する国際協力について、自身の幅広く豊富な経験談を交え、ペルーでの協力現場での写真を用いて説明を行いました。
これまで見たこともない国や文化遺産の写真に見入り、話の内容に耳を傾ける生徒の姿が印象的でした。