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EVENT |
第21回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会「危機に瀕する楽園の遺産―ミクロネシア連邦ナンマトル遺跡を中心に―」を開催します(申込終了)(2017.06.19) |
第21回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会「危機に瀕する楽園の遺産―ミクロネシア連邦ナンマトル遺跡を中心に―」を以下の要領で開催いたします。ふるってご参加ください。
《お申込について》申込〆切:7月23日(日)15:00まで ※事前申込を終了しました。
ご参加希望の方は、当日会場に直接お越しください。
空席状況に応じてご案内させていただきます。
●名 称:第21回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会「危機に瀕する楽園の遺産―ミクロネシア連邦ナンマトル遺跡を中心に―」
●開催趣旨:
2016年に開催された第40回世界遺産委員会において、ミクロネシア連邦のナンマトル(ナン・マドール)遺跡が世界遺産に登録されました。楽園の遺産・ナンマトル-。神秘のヴェールに包まれたこの遺跡は、大洋州地域が誇る巨大な文化遺産でありながら、これまで日本ではあまり知られてはいませんでした。しかし、世界遺産の登録申請にあたっては日本の多くの研究者や関係機関がその支援に取り組み、大きな役割を果たしました。今、ミクロネシア連邦をはじめとする大洋州島しょ地域の国々は、世界の文化遺産保護の分野において、ユネスコが掲げるグローバル・ストラテジーの新たなる潮流の可能性を秘めた地域として存在感を増しています。しかしながら、ナンマトル遺跡が世界遺産登録と同時に危機遺産に登録されたことが物語るように、この地域では自然災害と向き合ってきた長い歴史があります。また、口承伝承に代表されるような地域特有の無形文化遺産の担い手も減少しつつあります。このような楽園の遺産の危機に、保護のノウハウを持つ日本は、これまでの成果を踏まえつつ今後どのような協力をもって貢献ができるのか。今回は特に現地の人材育成や住民参加などの視点からその可能性と戦略を議論する機会にしたいと考えています。
●共 催:上智大学アジア人材養成研究センター
●日 時:7月24日(月)13:00-17:00(開場 12:30)
●場 所:上智大学国際会議場(上智大学四谷キャンパス 2号館17階)
東京都千代田区紀尾井町7-1 アクセスはこちら
●参加費:無料
●定 員:120名
●プログラム:
※予稿集はこちらからご覧いただけます。
12:30 開場
13:00 開会挨拶
石澤 良昭(文化遺産国際協力コンソーシアム会長、上智大学アジア人材養成研究センター所長)
髙祖 敏明(上智学院理事長、イエズス会高等教育担当理事、上智大学教授)
開会挨拶
ジョン・フリッツ(駐日ミクロネシア連邦特命全権大使)
13:25 趣旨説明「大洋州島しょ国の文化遺産の現状:その脆弱性と可能性」
石村 智(東京文化財研究所無形文化遺産部 音声映像記録研究室長)
13:55 「ナンマトル遺跡世界遺産登録と日本による国際協力」
片岡 修(関西外国語大学国際文化研究所 研究員)
14:25 休息(10分)
14:35 「ミクロネシアにおける文化遺産保護の取組み」
長岡 拓也(NPO法人パシフィカ・ルネサンス 代表理事)
15:05 「大洋州島しょ国における文化遺産保護と住民参加」
益田 兼房(立命館大学歴史都市防災研究所 上席研究員)
15:35 休息(10分)
15:45 ディスカッション「大洋州島しょ国の文化遺産保護と日本の国際協力」
司会:松田 陽(東京大学大学院人文社会系研究科 准教授)
パネリスト:講演者4名
16:55 閉会挨拶
岡田 保良(文化遺産国際協力コンソーシアム副会長、国士舘大学イラク古代文化研究所長)
17:00~懇談会(事前申込・会費制:一般2000円、学生1000円 於2号館5階教職員食堂)
申込〆切:7月23日(日)15時まで ※申込を終了しました。
ご参加希望の方は、当日会場に直接お越しください。
空席状況に応じてご案内させていただきます。
●お問合せ先 文化遺産国際協力コンソーシアム事務局
独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 所内
当日連絡先:080-9435-0895
Tel: 03-3823-4841 Fax: 03-3823-4027 E-mail:consortium@tobunken.go.jp