Projects日本の国際協力

日本の行っている文化遺産国際協力

Practice of
International Cooperation

バイヨン中央塔発掘調査

カンボジア

パコパンパ遺構保存作業

ペルー

ユネスココンサルタントとの意見交換

ミャンマー

茅葺き化粧天井造りの調査

ウガンダ

染織品保存修復ワークショップの様子

アルメニア

活動内容

人類共通の貴重な遺産を国際的に手を携えて次世代へ伝えていくことは、お互いの文化を認め、尊重する姿勢にもつながります。安定した国際社会の基礎を成す活動の一環として、日本は積極的に文化遺産の国際協力活動に関わっています。特に、文化遺産の概念や協力への関わり方が多様化する中、日本は、調査研究や保存修復、財政支援、マスタープラン作成、人材育成、意識啓発・普及活動など、ハード面だけでなくソフト面での継続的な支援も含め、経験と実績を活かした多角的な活動を活発に行っています。
これらは成果を挙げるまでに長い時間がかかるものですが、その国の人々の誇りである文化遺産への支援は、直接相手の心に響くものであり、物質的な援助にとどまらず、日本の知恵や技術、文化を大切にする心を贈る援助として、重要な国際貢献と考えられています。

Story

日本の文化遺産保護に関する国際協力は、1980年代後半から活発になりはじめます。
1988年5月、ロンドンで行われた竹下首相の「日欧新時代の開幕」と題した演説の中で、日本による国際協力構想に「国際文化交流」が盛り込まれ、世界のなかでの日本の文化的役割を、従来の受動的なものから積極的貢献へ転換する意志が表明されました。
これを契機に、日本政府は文化遺産分野への一般文化無償資金援助協力や、ユネスコに対する文化遺産保護のための日本政府信託基金の拠出など、積極的な活動を開始します。
同時に、民間財団等の資金援助を受けた研究機関やNGO等による国際協力活動もさかんに行われるようになりました。

Projects

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