イラク国立博物館 ユネスコ文化遺産保存日本信託基金事業

事業名称
イラク国立博物館 ユネスコ文化遺産保存日本信託基金事業
実施地域・国
イラク
対象とする文化遺産の名称
イラク国立博物館
地域
中東
事業実施機関
ユネスコ
期間
2004年 ~ 2011年
協力の種類・事業区分
人材育成、 施設整備、 機材供与
資金源
UNESCO 日本信託基金

活動内容

修復ラボラトリーの再建、人材育成

【東京文化財研究所による協力】
イラクはメソポタミア文明の発祥地であり、バグダッドにあるイラク国立博物館には数多くの貴重な文化財が展示・所蔵されていた。2003年3月のバグダード陥落後から続く国内情勢不安の中、同博物館は略奪や破壊の被害を受け、約15,000点にも及び所蔵品が略奪された。外務省は、2005年4月にユネスコ文化遺産保存日本信託基金をもとに、イラク国立博物館の修復研究室の設備や薬品の整備のための機材供与を行った。東京文化財研究所は、これらの機材の活用のための専門家養成の研修を実施。

2005年度:2名のイラク人専門家をイラク国立博物館保存修復室より招聘し、3ヶ月間、金属器の保存修復を目的とした機材の扱いについて研修を実施した。招聘者による日本における文化行政・文化活動の現状を視察、及び研修活動についてを報告した。

2006年度:東京文化財研究所、奈良文化財研究所、静岡県埋蔵文化財調査研究所にて研修を実施した。日本における文化財保存活動の現状を視察し、報告会「イラクの文化財保存の現状と展望:保存修復専門家の目から」を実施した。

2007年度:イラク国立博物館よりファーエザ・M・ジュマー(Faeza M. Jumaah)氏、タグリード・H・フゼール(Taghreed H. Khudhair)氏、ニネヴェ古物遺産局からスィナーン・A・ユーニス(Sinan A.Yunis)氏を招聘し、9月19日から12月13日の85日間にわたり、東京文化財研究所、奈良文化財研究所、(財)静岡県埋蔵文化財調査研究所において研修を実施した。

2008年度:イラク国立博物館より、中央修復研究室長ブタイナー・M・アブドゥルフセイン氏、タームル・R・アブドゥッラー氏の2名の保存修復家を招へいした。2008(平成20)年7月1日から12月10日の約半年間にわたり、木製品をはじめとして金属製品などの考古遺物の保存修復に関連する講義と実習を行った。

2009年度:イラク国立博物館中央修復研究室より、スィーナー・C・A・アルティミーミー氏、ファドゥヒル・A・A・アラウィ氏、モハンマド・K・M・J・アルミマール氏、バーン・A・M・A・アルジャミール氏の4名の保存修復専門家を招聘した。2009(平成21)年6月19日から9月18日までの3カ月にわたり、おもに染織品の保存修復の講義と実習および文化財の保存修復や材質分析に使用される機器に関する講義と実習を行った。

2010年度:イラク国立博物館より、アリ・ガーニム、ナフラ・ナビール、ハディール・アブドゥルハーディの3名を日本に招聘し研修を行った。研修は、2010(平成22)年9月22日から12月9日にかけて、およそ3カ月にわたり行われた。本年度は、イラク側からの要請に応じ、「文化財の保存修復および分析調査のために使用される機器に関する研修」、「金属製品の保存修復研修」、「木製品の保存修復研修」を実施した。

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