保存の対象となる仏典資料は、5~9世紀にかけて仏教遺跡として栄えたアフガニスタンのバーミヤーン遺跡の仏教石窟から発見されたもので、7世紀のものと考えられる。
仏典の多くは湿気や火によって大きく変形していた。修復では、資料を加湿しながら圧力を加えゆっくりと平らにし、その後、時間をかけて乾燥させる。また将来的には、展示資料として利用することを考え、透明フィルムに挟んだ状態で保管する予定である。
これら仏典の解読は、玄奘がバーミヤーンを訪れた当時の仏教の本質を明らかにする上で非常に重要である。
バーミヤーン遺跡(アフガニスタン)出土「仏典(樺皮文書)」の保存修復
- 事業名称
- バーミヤーン遺跡(アフガニスタン)出土「仏典(樺皮文書)」の保存修復
- 実施地域・国
- アフガニスタン
- 対象とする文化遺産の名称
- バーミヤーン遺跡
- 地域
- 中東
- 文化遺産の分類
- 考古遺物・美術品・歴史資料
- 事業実施機関
- 東京文化財研究所
- 期間
- 2006年 ~ 2006年
- 協力の種類・事業区分
- 資金提供、 保存修復
- 資金源
- 民間財団
活動内容
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