近年の考古学資料研究から、アジア海域世界の交流が近世でも活発で、広範囲な人とモノの動きがあったことが明らかになってきた。そのような研究成果について、情報相互交流を企図する。
1980年代末、インドネシアのジャワ島バンテン遺跡で大量の伊万里焼が発見され、インドネシア考古学研究者に日本への関心が高まった。1990年に私たちは研究交流団体「バンテン遺跡研究会」を結成し、国際シンポジウムや訪問研究・共同調査研究活動・書籍共同出版などを実施してきた。その中で近世の海上交流が両国間だけでなく、西はオスマン帝国領域から東は台湾に至る海域アジア全体を網羅していた事実が判明した。そのため広範囲な地域間での研究交流の必要性が生じた。
本プロジェクトでは、関連各国での研究成果交換活動を行う。ワークショップとしてインドネシアでは関連遺跡の発掘調査、トルコでは関連遺跡見学、またインドネシア・台湾若手研究者の日本での陶磁調査研究を実施する。
海域アジア近世交流史の研究−「バンテン遺跡研究会」拡大ネットワークの形成
- 事業名称
- 海域アジア近世交流史の研究−「バンテン遺跡研究会」拡大ネットワークの形成
- 実施地域・国
- 複数国/地域横断
- 対象とする文化遺産の名称
- バンテン遺跡
- 地域
- アジア
- 文化遺産の分類
- 考古遺跡
- 事業実施機関
- 上智大学アジア文化研究所
- 期間
- 2005年 ~ 2005年
- 協力の種類・事業区分
- 意識啓発・普及活動、 学術調査・研究
- 資金源
- 民間財団