中インド新発掘仏教遺跡の総合的研究

事業名称
中インド新発掘仏教遺跡の総合的研究
実施地域・国
インド
地域
アジア
文化遺産の分類
考古遺跡、 考古遺物・美術品・歴史資料
事業実施機関
種智院大学
期間
2005年 ~ 2007年
協力の種類・事業区分
学術調査・研究
資金源
科研費

活動内容

研究対象地としたマハーラーシュトラ州マンサル遺跡、およびチャッティスガル州シルプル遺跡は、インド国籍を取得した日本人僧侶・佐々井秀嶺氏が本格的な発掘作業に着手した遺跡である。当該研究は、時代はやや異なる遺跡ではあるものの、いずれも5〜7世紀を中心に隆盛を見た両遺跡の出土遺構・遺品を通して、仏教とヒンドゥー教が混淆した当時のインド仏教の姿を復元し、歴史的位置を解明することを目的として開始した。
マンサル遺跡からはシャータヴァーハナ朝からヴァーカータカ朝期の仏教とヒンドゥー教の遺構と遺品が、シルプル遺跡からは、ヒンドゥー教遺構と併存した複数の仏教遺構や多くの遺品が発見された。さらに後者からは、最終年次の現地調査直前に、これまで想定されていたよりも時代の下がる仏像・法具も多数発見され、さらに長期間にわたり宗教施設として機能していた可能性が高まった。
研究期間内において仏教学、美術史の立場から両遺跡の出土資料を総合的に調査・研究し、地理的・歴史的にも関連するマハーラーシュトラ州アジャンター石窟やオリッサ州カタック地区の諸遺跡などの各地の仏教遺跡との比較・検討を併せて行うことによって、往時の複合的宗教文化の実像を解明することができた。研究対象地の遺跡は現在も発掘作業が続けられており、今後も新たな出土品の発掘が期待されている。これらの調査を継続することによって、当該研究の現段階の成果は、さらに発展するものと期待される。

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