本研究課題では、アンデス北方のインカ国家の中心都市の一つトメバンバ西方約50kmに位置するムユプンゴ山系領域において、簡易的に構築されている2000基以上におよぶ墓の一部の発掘調査を実施した。
調査・研究の結果、これらの墓には、ムユプンゴ領域に生じた大規模な先住民間の抗争の犠牲者が、緊急的・簡易的に埋葬されていることが明らかとなった。これは、スペイン人の16世紀の記録に書き残された、インカ国家の拡大時に生じた大規模な武力抗争の痕跡を示す、学史上はじめて得られた考古学的データである。
エクアドル南部におけるインカ国家の拡大をめぐる実証的研究
- 事業名称
- エクアドル南部におけるインカ国家の拡大をめぐる実証的研究
- 実施地域・国
- エクアドル
- 地域
- 中南米
- 文化遺産の分類
- 考古遺跡
- 事業実施機関
- 東海大学文学部
- 期間
- 2011年 ~ 2015年
- 協力の種類・事業区分
- 学術調査・研究
- 資金源
- 科研費