パリ日本館所蔵の「欧人日本へ渡来の図」及び「馬の図」の二点は、1920年代にパリで活躍していた藤田嗣治(1886~1968)が制作したものである。前者が3×6 m、後者が2.35×4.62 mという大型の作品で、藤田独特の技法によりキャンパス地に油彩で描かれ、背景に金箔が置かれており、二点ともテーマや素材を日本の伝統美術に求めている。制作は1929年頃であるが、藤田の優れた技術と完成度を示す作品として価値が高い。
修復では、画面のクリーニング、剥落止め、裏面コーティング、充填補彩、金の調子合わせ、ニスの塗布等が行われる。
パリ日本館における絵画(藤田嗣治作)修復
- 事業名称
- パリ日本館における絵画(藤田嗣治作)修復
- 実施地域・国
- フランス
- 対象とする文化遺産の名称
- パリ国際大学都市日本館
- 地域
- 欧州
- 文化遺産の分類
- 考古遺物・美術品・歴史資料
- 事業実施機関
- パリ国際大学都市日本館
- 期間
- 1999年 ~ 1999年
- 協力の種類・事業区分
- 資金提供、 保存修復
- 資金源
- 民間財団