古代都市ウストゥアルマ(ウクライナ)から出土した中国漢時代の漆器函3点の修復・復元(のための事前調査)

事業名称
古代都市ウストゥアルマ(ウクライナ)から出土した中国漢時代の漆器函3点の修復・復元(のための事前調査)
実施地域・国
ウクライナ
地域
欧州
文化遺産の分類
考古遺物・美術品・歴史資料
事業実施機関
住友財団
相手国現地カウンターパート
ウクライナ国立科学アカデミー
期間
2006年 ~ 2011年
協力の種類・事業区分
資金提供、 保存修復
資金源
民間財団

活動内容

2006年度:クリミア半島南西の古代都市ウストゥアルマに所在する紀元後1世紀の貴族墓から発見された中国漢時代の漆器数点の内の3点で、化粧箱と想定されている。これまでのところこの種の作品としては最西端の地で発見されたものであり、しかも同墓室にはローマ時代の銅器、装飾品も数多く伴出しており、この地がまさにシルクロードの文化交流の要の一つだったことを証明している。漆器は発掘後の地上環境によりかなり損傷を受けており、現地調査によってどこまで復元できるか明らかにする。調査は日本の漆芸家北村昭斎氏が行う。
2007~2011年度:クリミア半島南西の古代都市ウストゥアルマに所在する紀元後1世紀の貴族墓から発見された中国漢時代の漆器の修復をおこなう。墓室4基から5点の漆箱が発掘されており、中でも720号基からはほぼ完全な箱の形を保った漢時代の漆箱が出土したが、その後の地上環境の影響により、木芯が消失し現在は塗膜だけになっている。残存している漆塗膜の形状と文様や出土時の復元図を手がかりに、環境の変化によって動くことのない木材で安定した構造の同様の形の箱に残存している漆塗膜を貼り、良好な漆塗工程を施し、復元のための箱を制作する。修復作業は漆芸家北村昭斎氏と京都造形芸術大学 歴史遺産研究センターの岡田文男氏の共同で行う。

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