かつて北バクトリアの首都であったテルメズはウズベキスタン南部にあります。この地方には、仏教文化がインドからガンダーラ地方を通って極東に伝播したことを示す重要な証拠である遺跡が数多く存在します。建設は紀元前1世紀と推定されているファヤズ・テパ遺跡は、テルメズ旧都市跡の城壁近くの丘陵上に位置し、日乾泥煉瓦造りで、仏塔と僧院が中心になっています。遺跡は中央部の中庭、北面に修道場、そして南面に食堂と厨房という3部分からなっています。中央部で発見された仏陀の座像は、ギリシャ文化と仏教文化の融合を示す傑作です。
この遺跡では、1977年の発掘終了以後、ごく基本的な保全作業がなされてきたに留まっています。本プロジェクトは、壊れやすい遺跡の残存部分を更なる風化から保護し、遺跡を訪れる人達のアクセスの向上、並びにこの遺跡に関する情報と広報資料の出版公開を計画しています。策定されるマスタープラン(保存・修復主要保存計画)によって、ファヤズ・テパ遺跡は、この地方の文化遺産マネージメント及び文化観光振興のための基本戦略の中核となる予定です。
ファヤーズ・テパ遺跡 ユネスコ文化遺産保存日本信託基金事業
- 事業名称
- ファヤーズ・テパ遺跡 ユネスコ文化遺産保存日本信託基金事業
- 実施地域・国
- ウズベキスタン
- 対象とする文化遺産の名称
- ファヤーズ・テパ遺跡
- 地域
- アジア
- 文化遺産の分類
- 考古遺跡
- 事業実施機関
- ユネスコ
- 期間
- 2000年 ~ 2006年
- 協力の種類・事業区分
- 意識啓発・普及活動、 マスタープラン作成、 保存修復
- 資金源
- UNESCO 日本信託基金
活動内容
地図
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