大英博物館(イギリス)所蔵 「虎図」、「渡唐天神像」、「子島荒神像」、「涅槃図」、「祖師図屏風」、「維摩居士図」及び「朝鮮通信使絵巻」の修理

事業名称
大英博物館(イギリス)所蔵 「虎図」、「渡唐天神像」、「子島荒神像」、「涅槃図」、「祖師図屏風」、「維摩居士図」及び「朝鮮通信使絵巻」の修理
実施地域・国
イギリス
対象とする文化遺産の名称
大英博物館
地域
欧州
事業実施機関
住友財団
相手国現地カウンターパート
大英博物館
期間
2006年 ~ 2013年
協力の種類・事業区分
資金提供、 保存修復
資金源
民間財団

活動内容

大英博物館の所蔵する4点の絵画を、大英博物館内の平山修復スタジオのスタッフ2人(内1人は日本人修復師)と日本の国宝修理装こう師連盟が派遣する修復師との共同作業で修復し、技術移転も図ろうとするもの。

2006年度:
 「虎図」は、18世紀後半から19世紀初頭に京都で活躍した岸駒の1790年頃の作品。
 「渡唐天神像」は、室町時代後期(16世紀頃)の作品で無款。額装を掛幅に修復する。
 「子島荒神像」は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて(14世紀)の作品で無款。
 
2007年度:
 「涅槃図」は、1990年代後半に行われた文化庁の調査で作品の重要性が指摘されると共に保存活用のための修復が薦められたもの。今年度修復対象として追加された。

2008年度:
 「祖師図屏風」は、17世紀に活躍した画家・曽我直庵一派の作である旨の伝承があるが、構図上の特徴や人物の姿とその描写形式は、海北友雪のそれに近いと考えられる。修復が完了した暁には禅文化を紹介する展示の中で活用することで、観覧者に対する高い教育的な効果を期待して、 本年度修復対象として追加されたもの。

2009年度:
 「維摩居士図」は、描写形式の特徴から雪舟流を正しく学んだ画僧によって描かれた貴重な作品とされる。修復が完了した後は、大英博物館の日本ギャラリーで広く公開展示の予定であり、観覧者に対する高い教育的役割も期待して、今年度修復対象として追加されたものである。

2010・2011年度:以下の3点の絵画を今年も継続して修復し技術移転も図る。
 「涅槃図」 伝粟田口隆光筆、室町時代(15世紀前半)、絹本著色、掛幅
 「祖師図屏風」 作者不詳、江戸時代(17世紀前半)、紙本墨画、二曲一隻
 「維摩居士図」 作者不詳、室町時代(15世紀)、絹本著色、掛幅
修復が完了した後は、大英博物館の日本ギャラリーで広く公開展示の予定。観覧者に対する高い教育的役割も期待されている。

2012年度:
 「維摩居士図」(掛幅、絹本著色、15世紀)。描写形式の特徴からすると雪舟流を正しく学んだ画僧によって描かれた貴重な作品。「朝鮮通信使絵巻」(紙本著色、1748年)は今年度から修復対象に追加されたもので、歴史的資料としても大変貴重な作品である。

2013年度:
 「維摩居士図」は、描写形式の特徴からすると雪舟流を正 しく学んだ画僧によって描かれたとされる貴重な作品。
 「朝鮮通信使絵巻」は、1748年に来朝した朝鮮通信使一行の行列を描いたも の。筆致は精緻で造形性・芸術性が高い。歴史的資料として も大変貴重な作品である。

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