イラン・中国・日本共同によるアルダビール文書を中心としたモンゴル帝国期多言語複合官文書の史料集成 ―多民族・多言語社会の構造と官文書上のペルシア語・アラビア語・トルコ語・モンゴル語・漢語の相互関係の解明を目的として

事業名称
イラン・中国・日本共同によるアルダビール文書を中心としたモンゴル帝国期多言語複合官文書の史料集成 ―多民族・多言語社会の構造と官文書上のペルシア語・アラビア語・トルコ語・モンゴル語・漢語の相互関係の解明を目的として
実施地域・国
複数国/地域横断
地域
複数地域・国などにまたがる協力
文化遺産の分類
考古遺物・美術品・歴史資料
事業実施機関
九州大学大学院人文科学研究院
期間
2009年 ~ 継続中
協力の種類・事業区分
資金提供、 保存修復
資金源
民間財団

活動内容

モンゴル帝国治下の東西ユーラシアでは、支配下の多様な民族、宗教を反映して複数の言語が複合した文書行政が行われた。特に「アルダビール文書」を中心にイラン、アルメニア、バチカンなどに現存するイルハン朝官文書にはペルシア語、アラビア語、モンゴル語、トルコ語、漢語が記され、その内容には現代にまで通底する多民族、多宗教の社会的共存関係、相克関係が反映されている。しかし、細分化された単独の研究分野だけでは、その背景にある多元文化・社会の相互関係を理解することは困難であり、学問分野や研究者の国籍を跨いだ複合的な研究基盤形成が必要となる。また、異文化への無理解から文書史料の所蔵が不明になるケースもあり、早急な調査と保存が望まれる。本プロジェクトは、日本、イラン、中国の研究者が協力し、お互いの能力、環境を補い合ってモンゴル帝国期の多言語複合文書を集成することを目標とする。そのために、プロジェクト期間中の2年間に、まず、関連文献目録の作成と各言語の詳細な情報を含んだ目録、解題の作成を行う。以上の成果を基にして、将来的には史料の翻訳を行い、最終的に写真版の史料集成の作成の準備をめざす。また、成果の公表を通じて当該文書の文化的意義の認知を社会に促す。

記事をシェアする

Facebookでシェア Twitterでシェア
Projects

当ウェブサイトでは、ウェブサイトの利便性向上のためにCookie(クッキー)を使用しています。Cookieの利用にご同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。「拒否する」を選択された場合、必須Cookie以外は利用いたしません。必須Cookie等、詳細はサイトポリシーへ