基盤研究(C) 企画調査 考古学
邦人が1956年以来おこなってきた西アジア各地の考古学調査は、科学的で真摯な調査内容により世界的に高い評価を受けてきた。これらの調査がもたらしてきた研究成果を、既調査地域を超越した「総体としての西アジア考古学」という枠組みの中で深化させることを目的として、本企画調査をおこなった。
具体的には、6度の全体会議(平成15年7月5/6日、9月27日、11月9日、平成16年1月25日、2月15日、3月7日)と1度の公開シンポジウム(「中東理解の再構築」:平成16年3月8日)を国士舘大学鶴川キャンパスと古代オリエント博物館会議室で開催した。そのなかで、本企画調査に引き続き申請を計画している特定領域研究の研究班各々の代表者による研究方針の発表と討議をおこない、申請へ向けた理念と枠組み、分野毎の研究テーマと研究方法を決定し、役割分担などの組織作りを完遂した。
特に、平成16年3月におこなった第6回全体会議と公開シンポジウムでは、特定領域研究では研究班各々が独自の研究をおこなうのと併行して、トルコに発し、シリアとイラクを流れるユーフラテス河の流域を全体に共通する調査の核地域とし、「都市における部族社会:総合的研究手法による西アジア考古学」という統一テーマのもとで学際的な共同研究をおこなうことで同意した。
申請予定の特定領域研究を構成する研究班は、総括班、狩猟採集社会研究班、古代定住化過程研究班、新石器化過程研究班、古代都市化過程研究班、古代文明・歴史研究班、古代言語研究班、古代人骨研究班、古代生業形態研究班、イスラム史研究班、建築史研究班、美術史研究班、実験考古学研究班、現代民俗研究班、自然科学的分析班、データベース専従班である。
本企画調査の活動経過と成果は近日中に作成する報告書で詳細に公表する。
特定領域研究「総合的研究手法による西アジア考古学」の申請へ向けた企画調査
- 事業名称
- 特定領域研究「総合的研究手法による西アジア考古学」の申請へ向けた企画調査
- 実施地域・国
- イラク
- 地域
- 中東
- 事業実施機関
- 国士舘大学イラク古代文化研究所
- 期間
- 2003年 ~ 2003年
- 協力の種類・事業区分
- 学術調査・研究
- 資金源
- 科研費