神聖な建物に使用するタイルのための釉薬を製造する独特な技術は、中央アジアで何世紀にも亘って実践されてきました。この釉薬は、特にウズベキスタンのサマルカンドで製造されていました。中央アジアの中世の陶磁器は、その地域の厳しい気候と環境条件にさらされながら何世紀も持ちこたえてきました。しかし、古来技術の喪失のため、修復現場で製造される今日のタイルは、中世の時に製造されたものよりも質的に劣っています。
このプロジェクトは、陶器及び建築物の修復に使用される地域特有の伝統的植物性釉薬の製造技術を再生するとともに、中央アジアの伝統的な陶器作成に従事する陶芸家を支援することを目的としています。
このプロジェクトでは、伝統的な形式による特別な焼き釜の製作も行われ、ティムール朝時代のサマルカンドで使われた、青い釉薬をかけたカシン(タイルの一種)の製造に要する伝統的技術を再現することに成功しました。粘土と釉薬の準備過程は全てビデオに記録されました。サマルカンドでの国際会議(2002年)における専門家たちの勧告に基づき、ユネスコは、主に中央アジアの伝統的陶磁器の目録作成と、新しい民俗陶芸家団体の結成を目的としたフォローアップ・プロジェクトを開始しました。
サマルカンドブルー保存フォローアップ
- 事業名称
- サマルカンドブルー保存フォローアップ
- 実施地域・国
- ウズベキスタン
- 対象とする文化遺産の名称
- サマルカンド
- 地域
- アジア
- 文化遺産の分類
- 無形遺産
- 事業実施機関
- ユネスコ
- 期間
- 2003年01月 ~ 2007年05月
- 協力の種類・事業区分
- 人材育成、 保存修復
- 資金源
- UNESCO 日本信託基金
活動内容
地図
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