西アジア諸国等文化遺産保存修復に関する調査研究・技術移転・人材育成事業―第一期アフガニスタン文化遺産の保存修復に関する協力事業

事業名称
西アジア諸国等文化遺産保存修復に関する調査研究・技術移転・人材育成事業―第一期アフガニスタン文化遺産の保存修復に関する協力事業
実施地域・国
アフガニスタン
地域
中東
文化遺産の分類
考古遺跡
事業実施機関
東京文化財研究所、奈良文化財研究所
期間
2003年 ~ 2005年
協力の種類・事業区分
意識啓発・普及活動、 人材育成、 学術調査・研究
資金源
独立行政法人(JICA除く)

活動内容

2003年度:アフガニスタン文化遺産保存修復の人材育成に関するワークショップ/カーファル・クート(ハルワール)遺跡の事前調査/関係当局のと意見交換や情報収集/国際調整委員会第1回総会に出席/合意書の締結。2004年度:文化財専門家研修事業/バーミヤーン遺跡仏教壁画の年代測定/国際会議をユネスコと共催/国際シンポジウムの開催/バーミヤーン遺跡仏教壁画片の顔料分析/周辺地域の壁画調査。2005年度:アフガニスタン文化財専門家研修事業/バーミヤーン遺跡地下探査(第2ミッション)/バーミヤーン遺跡建造物調査(第1ミッション)/「バーミヤーン遺跡保存に関する第4回専門家作業グループ国際会議」への参加/バーミヤーン遺跡仏教壁画片の調査/バーミヤーン仏教壁画の年代測定。
((独)文化財研究所東京文化財研究所として実施)

「バーミヤーン遺跡建造物調査」詳細について
目的:バーミヤーン遺跡の石窟寺院遺構と伝統的建造物を対象として、建築的要素の現状に関する基礎資料の蓄積を目的とした調査を実施した。本調査は、今後実施する建築史的調査の方向性を判断するための予備調査と位置づけられる。
[石窟寺院の遺構調査]35-Ⅳ窟、53-Ⅳ窟、53-Ⅴ窟、A上(a)窟、A上(c)窟、A下(a)窟、A下(b)窟、B(a)窟、B(d)窟、B1窟、C(a)窟、C(b)窟、C©窟、D窟、D1窟、E(e)窟、E(i)窟、T窟、U窟、東Ⅱ窟、東Ⅳ窟、ⅩⅠ窟、ⅩⅤ(b)窟、ⅩⅢ窟、
[伝統的建造物の遺構調査]旧バザール、カラ(四方を壁で囲まれた集合住居)、聖者廟、民家などの伝統的建造物を対象とした目視調査と写真撮影を実施。バーミヤーン地域における伝統的な建造物は、主として日干しレンガで造られている。その伝統的な構築手法は、材料の違いを超えて、石窟の建築的特徴を理解する上での参考となることが期待される。((独)文化財研究所奈良文化財研究所として実施)

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