原風景ヒアリング法を用いた歴史文化遺産をとりまくバッファゾーンの景域保全計画

事業名称
原風景ヒアリング法を用いた歴史文化遺産をとりまくバッファゾーンの景域保全計画
実施地域・国
インドネシア
地域
アジア
文化遺産の分類
文化的景観
事業実施機関
京都大学
期間
2004年 ~ 2006年
協力の種類・事業区分
学術調査・研究
資金源
科研費

活動内容

本研究は、「原風景ヒアリング法」を、国内外の実例に適用し、手法の精度を確立することと成果の国際的発信を目的としている。この手法は、居住者の生活活動にっいてのヒアリング成果を、ヒアリング結果に関連する景域(景観)要素の地理的分布とあわせてデータベースに構築し運用することで、景域(景観)保全管理計画に充てるもので、国外ではボロブドゥール寺院遺跡周辺の農村地域、国内では紀伊山地の霊場と参詣道周辺地域を取り上げた。国内事例については、廃村集落や昭和期まで様々な景観変化のあった集落等をとりあげ、原風景ヒアリング法による調査を完了、既刊されている地形図や文献の情報にはない、景観管理上の留意点にっながる情報を集積し、集落の特色を明らかにした。インドネシア・ボロブドゥール地域については、ギリテンガ・チャンディレジョ・リンギンプティの3村をとりあげ、近年問題視されている周辺地域の観光地域化が集落の特色に対してどのように作用しているかを把握するとともに、原風景ヒアリング法を実施し、PCべースと紙媒体べースを用いたデータベースを作成し、さらに、住民によるデータベース評価を実施した。その結果、若年層と高年齢層の問での村内景観資源に関する情報格差がみられ、これを埋める手段として評価された。そこで、これらの成果の国際的研究発表として、平成17年4月、同18年9月のForum UNESCOの論文公募に各回とも応募し採択され、発表を行った。また、インドネシア・ガジャマダ大学主催の国際ボロブドゥール・フィールド・スクールにおいて、成果の一部を公表し、さらに、同地域で持続的農村観光に取り組んでいる団体・専門家にフィードバックを行った。この結果、住民むけと同時に農村景観に関心をもつ来訪者むけの良質な情報としての活用の必要に関する提言を得た。

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