人類最古のメソポタミア文明
人類最古の文明を誇るメソポタミア文明の発祥地、イラク共和国。そのイラクの歴史は北部イラクの山岳地帯にあって、洞窟、岩陰遺跡などを有する旧石器時代にはじまり、また肥沃な三日月地帯の山麓、台地にあり農耕牧畜を始めた新石器時代、そして徐々に都市化して文明の誕生と発展を見ることになる南メソポタミアでのシュメールの都市国家、そして中部メソポタミアにあってメソポタミア全土を支配することになるアッカド、古バビロニア帝国、更に北メソポタミアにあってオリエントを支配したアッシリア、また中部にあって新バビロニア帝国の古代文明が興亡を繰り返した。またイスラム時代のアッバス朝においては帝都バグダードにイスラム文明が花開くことになる。このようにイラクは長い文明史の中にあって、数多くの優れた文化遺産を遺した文化遺産大国でもある。