趣 旨
アジア太平洋地域では、毎年、洪水、地すべり、 台風・サイクロン、地震、津波、高潮、 火山噴火等による災害が起きています。これらの自然災害からどのように文化財を守るかを考えることは、アジア太平洋地域の国々に共通の課題と言えます。
そこで今年度の国際会議は、アジア太平洋地域における災害時の文化財応急対応事例の共有と意見交換を通して、さらなる防災への取り組みへとつなげていく場としたいと思います。本国際会議を通じて、当該分野の指導者養成に寄与するともに、文化遺産保護国際協力事業における多国間ネットワークの構築を目的として開催いたします。
共 催:
文化庁、(公財)ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所、(独)国立文化財機構文化財防災センター
後 援:
(独)国立文化財機構東京文化財研究所・奈良文化財研究所、奈良県
協 力:
文化遺産国際協力コンソーシアム、ICCROM
日 時:
2021年12月14日(火)15:00~18:00
2021年12月15日(水)15:00~18:00
プログラム:
12月14日(火)
15:00-15:10 主催者挨拶 森本晋(公財)ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所長)
15:10-15:40 基調講演1 高妻洋成((独)国立文化財機構文化財防災センター長)
15:40-16:00 事例報告l 日本:永井康雄(山形大学工学部建築・デザイン学科教授)
16:00-16:10 休憩
16:10-16:30 事例報告2 インドネシア:ハリ・セティアワン(教育文化研究技術省ボロブドゥール保存事務所遺産保存専門調査官)
16:30-16:50 事例報告3 中国:コウ・フアイン(同済大学景観建築科・建築都市計画学部助教授)
16:50-17:10 事例報告4 フィジ―:メライア・トュイティコイトガ(イタウケイ省開発課主任研究員代理)
17:10-17:20 休憩
17:20-17:40 事例報告5 ネパール:スレッシュ・スラス・シェレスタ(文化観光民間航空省考古局世界遺産保存課長)
17:40-18:00 事例報告6 フィリピン:マイリーン・ロンダール(フィリピン国立博物館地質学・古生物課主任研究員)
閉会
12月15日(水)
15:00-15:05 開会
15:05-15:35 基調講演2 アパルナ・タンドン(ICCROMシニアプロジェクトリサーチャー)
15:35-16:00 質疑応答
16:00-16:15 休憩
16:15-18:00 総合討議「アジア太平洋地域における災害時文化財救援における課題」
閉会
開催方法:オンライン
参加費:無料・事前申込制
定 員:80名(先着順)
言 語:英語および日本語(同時通訳あり)
申込方法:申し込みフォームよりご登録ください。
申込締切:2021年12月10日(金)
問合せ先:
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター 文化遺産保護協力事務所
e-mail : accuiws2021@event-convention.com