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アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)主催「無形文化遺産研究の進展と課題-持続可能な未来に向けて-」開催のお知らせ

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アジア太平洋地域における無形文化遺産保護に関するIRCI研究者フォーラム
無形文化遺産研究の進展と課題-持続可能な未来に向けて-

趣旨
 無形文化遺産の保護に関する研究は、様々な学術分野の専門家によってそれぞれの視点から行われており、保護と継承に関する課題は、今日、社会的にも広く関心を集めている。2003年に採択されたユネスコの無形文化遺産保護条約においては、研究およびその促進が無形文化遺産の保護措置の一つとして位置づけられており、無形文化遺産保護における研究の重要性を示している。
 アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)はユネスコのカテゴリー2センターとして、無形文化遺産保護に資する研究を活性化することを通じて、無形文化遺産保護条約の推進に貢献することを目的とする。2011年の設立以来、IRCIでは、法制度、ドキュメンテーション、消滅の危機に瀕した無形文化遺産の保護、研究情報の収集、災害リスクマネジメント、SDGsなどの課題に焦点を当て、アジア太平洋地域をはじめとする国内外の研究機関や研究者、博物館などと連携し、様々な調査研究事業を実施してきた。
 今回のIRCI研究者フォーラムは、半日の学術シンポジウムとして開催する。IRCIが設立以来実施してきた研究事業を振り返りつつ、この10年間における無形文化遺産保護のための研究の進展について検討し、今後目指すべき研究の方向性を展望する。これまでのIRCI事業で連携した研究者を講演者・パネリストとして迎え、アジア太平洋地域における無形文化遺産保護に関する研究の進展や最近の動向、今後の課題等を議論する。また本フォーラムの成果は、IRCIによる将来の事業や活動の構想に役立てる予定である。

主催:アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)、文化庁

日時:2021年10月29日(金)13時~18時(日本時間

開催方式:オンライン配信

プログラム:

開催要項や参加者のプロフィール(英語)等の詳細はこちらをご覧ください。

13:00 開会挨拶

13:10 祝辞


13:20 セッション1: 無形文化遺産保護の主要課題の進展とIRCIの主要事業


寺田吉孝(国立民族学博物館)ファシリテーター

野嶋洋子(IRCI)「IRCIのあゆみと調査研究事業:その成果と課題」
Harriet DEACON (ケープタウン大学・南アフリカ) 「消滅の危機に瀕する無形文化遺産の保護のための研究:過去10年を振り返っての考察」
Meredith WILSON (オーストラリア先住民研究所・オーストラリア)「IRCIの無形文化遺産保護と災害リスクマネジメント事業における声明と提言を振り返って」
Hanafi HUSSIN  (マラヤ大学・マレーシア)「IRCIによる無形文化遺産保護のための研究情報の収集:問題点、課題および将来」

14:55 セッション2: 無形文化遺産保護の国際的動向と課題:ユネスコ無形文化遺産保護
条約の内から外から

石村智(東京文化財研究所)ファシリテーター
佐藤真久(東京都市大学)「SDGs時代における無形文化遺産と人間の安全保障」
飯田卓(国立民族学博物館)「公共民族学/社会学としての遺産研究:無形文化遺産をめぐる最近の動向と課題」
Himalchuli GURUNG (ユネスコ北京事務所)「研究と無形文化遺産保護条約(2003年条約)」

16:10 パネルディスカッション: 最近の無形文化遺産研究の動向と課題 – これからの無形文化遺産研究とは


17:35 総括


17:50 閉会挨拶

言語:英語 (日本語同時通訳有り)

視聴方法:事前登録要(無料)。
参加を希望される方は10 月26 日(火)までにこちらから事前登録をお願いします。登録完了後、確認メールと共にウェビナーのURLリンクが届きます。

問い合わせ先:
アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI) 事務局
TEL: 072-275-8050 FAX: 072-275-8151
E-mail: irci@nich.go.jp

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