趣 旨
文明揺籃の地である西アジア地域には多くの考古遺跡が存在し、欧米を中心とした調査隊が19世紀から発掘調査を行ってきました。同地域に対しては日本も同様に調査研究の膨大な蓄積があり、さらに近年では、遺跡を有する国の研究者が主体となった調査も盛んに行われるようになっています。今年度研究会ではイスラエルを対象に、同国の実務者より国立公園として進められている史跡整備の現状について、また日本国内の研究者から同国の考古学および関連分野の研究について講演いただくとともに、「考古学と国際貢献」についてディスカッションを予定しております。
主 催
東京文化財研究所文化遺産国際協力センター
日 時
2022年2月20日(日)14:00-17:05
開催方式
オンライン(Zoomウェビナー)
プログラム
14:00 開会挨拶
齊藤孝正(東京文化財研究所 所長)
14:05 趣旨説明
金井健(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室長)
14:15 イスラエル国立公園における考古遺跡の管理
ゼエヴ・マルガリート(イスラエル国立公園局保存開発部長)
14:45 ローマ時代初期のガリラヤ地方―考古学的視点から―
ドロール・ベン=ヨセフ(イスラエル国立公園局北部地区担当官)
15:15 日本の調査隊によるイスラエルの考古学調査の歴史
間舎裕生(東京文化財研究所文化遺産国際協力センターアソシエイトフェロー)
15:35 イスラエルの文化遺産マネジメントにおける国立公園制度の役割
岡田真弓(北海道大学観光学高等研究センター准教授)
15:55 イスラエルにおける遺跡保存と活用の課題―テル・レヘシュの例から―
長谷川修一(立教大学文学部キリスト教学科教授)
16:15 パネルディスカッション「考古学と国際貢献」
モデレーター:長谷川修一
パネリスト:ゼエヴ・マルガリート、ドロール・ベン=ヨセフ、岡田真弓、間舎裕生
17:00 閉会挨拶
友田正彦(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター長)
参加費
無料・事前申込制
申込方法
2月17日(木)までにフォームよりご登録ください。
詳細
下記サイトをご覧ください。
https://www.tobunken.go.jp/info/info220217/
問い合わせ先
東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室
cds_jcicc@tobunken.go.jp