2009年7月7日(火)に文化遺産国際協力コンソーシアム主催第5回研究会「文化遺産保存の国際動向」を開催しました。
今回は、オーストラリアにおける文化遺産保護を目的としたコンソーシアム組織「AusHeritage」の理事長であり、オーストラリア博物館保存科学センター長のヴィノド・ダニエル氏に来日していただき、1996年にオーストラリア政府により設立されたAusHeritageの活動について講演いただきました。
また、会員間で情報を共有するために、過去1年に開催された文化遺産保存に関わる国際会議に参加した会員の方による、会議の内容と動向の報告を行いました。
講演内容は以下の通りです。
◆基調講演◆
-「AusHeritageの活動と今後」 ヴィノド・ダニエル氏
(AusHeritage 理事長、オーストラリア博物館保存科学センター長)
◆会議報告◆
– 第33回世界遺産委員会報告
(東京文化財研究所 二神葉子)
– シルクロード専門家会議
(外務省広報文化交流部国際文化協力室 安東義雄)
– 国際シンポジウム報告 「International Symposium on Conservation of Ancient Sites 2008」
(国士舘大学 西浦忠輝)
– ブルーシールド国内委員会連盟設立会議報告
(筑波大学大学院 藤岡麻理子)
当日は大勢の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
大の親日家であられるダニエル氏を囲んでの懇親会も、とても楽しんでいただけたようで幸いです。
今後とも、文化遺産国際協力に資するような研究会を開催していきたいと考えております。 テーマ等も広く募集しておりますので、ご要望、ご感想等をどうぞお寄せください。