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ペルーのクントゥル・ワシ博物館―地域住民30年の挑戦とこれから
1994年10月、南米ペルーの小さな農村に、ある博物館がオープンしました。日本の支援によって建設された2階建ての立派な博物館です。開館式にはアルベルト・フジモリ大統領(当時)もヘリコプターで駆けつけました。この博物館が大きな注目を集めたのは、この村にあるクントゥル・ワシ神殿遺跡出土の重要な考古資料のためだけではありません。その運営を村の住民たち自身がおこなうというかたちをとったからです。このクントゥル・ワシ博物館の歩みと最近の新しい動きを、遺跡発掘と博物館支援にかかわってきた経験からお話しします。
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